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筋膜ってなに?簡単にお伝えします

「筋膜って最近よく聞くけど、結局なんのこと?」
と聞かれることが少なくありません。

実際、「筋膜」を「筋肉の膜」と捉えている方が多い印象です。
漢字でそう書かれていますし、間違い無いですね。
ただ、それでは不十分なんです。

今回は、
私が提供している「筋膜調整」にも関係しているので、
「筋膜」についてわかりやすく説明させていただきます。

読んでいただくと、
筋膜を調整することの重要性がわかっていただけるかと思います。

筋膜とは?はがす・ほぐすとどんな効果があるのか?

筋膜とは?

「筋膜」は「個々の筋線維、筋肉または筋肉群を包み、互いを分割および連結する線維性組織。筋や関節の動きを滑らかにしつつも、これらを制御して位置を保つ。

日本整形内科学HP

と表現されています。

また、

人体に広がっている結合組織系の軟部組織成分

Findley & Langevin

と国際筋膜研究学術大会では示されています。

簡単にいうと、
人体に張り巡らされた軟部組織のネットワーク のことですね。

結合組織・軟部組織とはなんのことなのか?

では、結合組織・軟部組織ってなんでしょう?

神経組織・筋組織・上皮組織はなんとなくわかるかと思います。
神経・筋肉・皮膚のことですね。
簡単にいうと、結合組織は、それ以外の組織です。

結合組織の種類は多く、皆さんも知っている組織があると思います。

  • 腱や人体
  • 脂肪組織
  • その他の支持組織
  • 血液
  • 軟骨

筋膜はこれらのうちの「軟部組織」にあたるので、
「神経・筋肉・上皮・骨以外の組織を支持するもの」
ということになります。

身体の中でネットワークを作っている
蜘蛛の巣のような、スペーサーのようなものです。
ですので、身体の隅々、いたるところにある組織になります。
もちろん、筋肉を包んでいる膜でもあります。

筋膜は何からできているのか

身体の中に密にネットワークを作って、組織間を支持する「筋膜」は、

  • 細胞(蜘蛛の巣作成)
  • 細胞外マトリックス(コラーゲン・エラスチン・基質)

から成り立っています。

コラーゲンはとても丈夫!
なんと「鋼」よりも強い抗力があるそうです。

エラスチンは弾性物質が豊富で、形が柔軟に変化し、伸び縮みします。
基質はヒアルロン酸や水分からできており、スペーサーのような役割をします

これらがそれぞれ役割分担して働くことで、
「柔軟でしなやかな支持組織」
として機能しています。

具体的には、

  • 体重がかかった時の緩衝作用
  • 関節を曲げたりした時の緩衝作用
  • 直接的な外力がかかった時の吸収作用

などなど、身体を守る上で重要な役を担っています。

筋膜は超重要であり、高性能な情報を伝達する器官

筋膜は「情報を伝える組織」としても重要です。

結合組織の連続体は、神経系の機能に類似した統合機能として、全身性の機械受容性情報伝達システムとしての役割を果たす。

Lengevin 2006

固有受容とは全身及び各部の肢位と位置、そして運動を感知する能力。つまり関節の位置そして(または)動きの意識下および無意識下での感覚の過程である

Skoglund1973,Fix2002

筋膜受容器の総数は、これまで最も優れた感覚性の人体機関と考えられている網膜と同数あるいは上回っていると予測される。

Mitchell & Schmidt 1977

筋膜はなぜ凝り固まるのか?凝ってしまうとどうなるのか?

「筋膜剥がし」
「筋膜リリース」
「筋膜調整」
色々な言われ方がありますね…
それらに共通することは
「柔軟性が低下してしまった筋膜をなんとかする」
ということです。

柔軟性が低下した筋膜はどうなるのでしょうか?

よく筋膜で例えられるのが、シャツやタイツの写真を用い、
「シャツの右脇を引っ張ったら、左肩も上げづらくなる」
という例。
結合組織のネットワークなので、周囲の組織だけでなく、遠くの組織にまで影響を与えます。それこそ全身タイツのような感じですね。
また、先述したように、感覚や姿勢。動作にまで悪影響が出てきます。

  • ヒアルロン酸の濃度上昇
  • PHの低下(酸性化)
  • 基質の粘性増大
  • コラーゲン繊維の柔軟性低下
  • 基質の脱水症状

これらが相互に関連試合、悪循環となってしまいます。

そうすると、

  • 硬い身体
  • 動きづらい関節
  • 動きづらい皮膚
  • 循環低下
  • 痛みが生じやすい身体
  • 免疫が落ちやすい身体

となってしまいます。

やはり、日々からの筋膜調整は大切ですね。

筋膜調整・リリースの効果は?

つまり、
筋膜調整で得られる効果とは、その逆になります。

  • ヒアルロン酸の濃度減少
  • PHの正常化
  • 基質の粘性減少
  • コラーゲン繊維の柔軟性向上
  • 基質の脱水改善

筋肉自体・軟部組織自体が動きやすくなります。
筋肉の滑走がよくなり、軽い力でも最大の効果が得られるようになります。

錆だらけの自転車に油をさすようなイメージです。

そうすると、

  • 姿勢を取るのが楽になる(いい姿勢になる)
  • 動きを作るのが楽になる(軽い身体になる)
  • 思った以上のパフォーマンスが出る(ジャンプ力が上がる)
  • 体調が良くなる(循環がよくなる)
  • 強くなる(免疫機能が上がる)

などなどいいことづくめになります。

まとめ

今回は、「筋膜」についてお話をしました。

最近色々と解明されてきている「筋膜」ですが、
どうやらいいことづくめのようです。

「やりたい事がやれる身体作り」を目指すためには、無視できませんね。