骨格矯正?筋膜リリースはどっちがいいの?
cocoからだの立花です
良くお客様から
・筋膜調整って何?
・骨格矯正とは違うの?
・私にはどっちがいいの?
とご質問を受けることがあります。
私は、理学療法士として15年以上勤務しながら、トレーナー業務を行ってきました。
今は「筋膜調整」をメインに施術しておりますが、以前は「骨格矯正のような手技」や、「仙腸関節から調整するような手技」なども行っておりました。
色々な手技団体や哲学を持つ団体があるので一概になんとも言えませんが、ここでは
・骨格矯正=姿勢の修正を「骨」をズラすことで改善させる
・筋膜調整=姿勢の修正を「筋膜」の歪みを取ることで改善させる
と大雑把に分けて、「私の考え」をご説明させていただきます。
*あくまで、「2021年9月1日時点」での「私個人の考え」ですので、ご了承ください。
骨格矯正のメリット・デメリット
骨格矯正のいいところは、
「ハマれば即時的に変わりやすい」
というところです。
何しらのきっかけ*(思わぬ事故や突発的な衝撃など)があって、ずれた関節などは、特に改善しやすいです。
位置さえ戻してあげれば、再び機能するようになります。
骨格矯正の好きじゃないところ
「クセなどで、少しずつずれた骨格は元に戻りやすい」
姿勢の癖や、動作のクセ・習慣などにより、時間をかけてずれていった骨格は、一度の修正では改善しません。
筋肉や身体の使い方自体がずれる方向へ変わってしまっているため、根本改善は骨格矯正では難しいです。*私の技術での骨格矯正では…です
筋膜リリース・筋膜調整は?
筋膜調整のいいところは、
「姿勢や動作のクセから変えることができる」
というところです。
骨の位置・筋肉の働き方には個人差がありますが、「重力下での生活に対応できるように」バランスよく成り立っています。身体の使い方のクセ・筋膜の歪みがリセットされるため
「歪みのない身体」
「クセのない動作」
と自然と変わっていってくれます。
筋膜調整のデメリット
「痛みが生じることがある」
「根本が全然違うところにあったりする」
筋膜同士の癒着や滑走不良を改善させるため、どうしても痛みが生じてしまうことがあります。
*くっついてしまった筋肉同士を剥がすイメージです
また、根本の原因が全然違うところにあったりするため、
「痛いのは足じゃないんだけどな…」と感じたりすることもあるかもしれません。
*例えば、頭痛がひどい場合
・子どもの頃に右足を捻挫
→右足をかばうクセがついて、左に荷重をかけてしまう
→骨盤・腰椎の位置に傾きが生じてしまい、背骨が少し曲がってしまう
→目線はまっすぐで痛いため、背骨と頭部でギャップが生じてしまう
→慢性的な頭痛となってしまう
などはよくあります。
痛みが出ている「局所」だけを見ていても、なかなか改善されない方がいたため、今は「筋膜調整」にどっぷり、という感じです。
まとめ
上記の内容は、あくまで
「私個人の考え」です。
もちろん
・骨格矯正をしてすごいよかった
・筋膜調整をしてすごいよかった
など色々な方がいらっしゃると思います。
そのため、もし「なかなかよくならない」という方がいらっしゃったら、視点を変えてみて、違う方針の治療法を考えてみるといいと思います。