こんにちは。理学療法士の立花です。
当院では「筋膜」に対する施術をメインに整体を行わせて頂いております。
そこで、今回は
「筋膜リリースは効果があるのか」
についてお伝えしていければと思います。
筋膜リリースとは?
筋膜リリースとは、筋膜と呼ばれる筋肉や骨格を覆っている膜状の組織を、圧迫や伸展などの手技を使ってほぐすことで、筋肉や関節の動きを改善し、痛みを軽減する治療法の一つです。
筋膜は、筋肉や骨格を包んでいる組織で、身体の様々な部位に存在しています。筋膜には血管や神経が通っており、筋肉や関節の機能にも深く関与しています。しかし、ストレスや姿勢の悪さ、運動不足などによって筋膜が硬くなると、筋肉や関節の動きが制限され、痛みや違和感を引き起こすことがあります。
筋膜リリースでは、手技を使って筋膜をほぐすことで、筋肉や関節の動きを改善し、痛みを軽減することを目的としています。手技には、圧迫や伸展、揉みほぐし、振動などがあり、治療家の技術や目的に応じて選ばれます。筋膜リリースは、整体やマッサージ、カイロプラクティックなどの治療法で行われることが多く、スポーツ選手や肉体労働者、オフィスワーカーなど、様々な人々に利用されています。
筋膜は「癒着」してしまうため、筋膜リリースが必要になります
筋膜の癒着とは?
筋膜の癒着とは、筋膜と筋肉や骨などの組織が異常にくっついてしまう現象のことを指します。正常な状態では、筋膜は筋肉や骨と自由に動くことができますが、慢性的な炎症や怪我、手術などによって癒着が起こることがあります。
癒着が起こると、筋肉や関節の動きが制限され、痛みや違和感を引き起こすことがあります。また、筋肉や関節の機能が低下することもあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
筋膜の癒着を解消するために、筋膜リリースなどの治療法があります。筋膜リリースでは、圧迫や伸展、揉みほぐし、振動などの手技を使って、筋膜をほぐし、筋肉や関節の動きを改善することを目的としています。癒着が強い場合は、手術が必要なこともあります。しかし、予防的なストレッチや運動を行うことで、癒着を予防することもできます。
筋膜と筋肉の関係は
筋膜と筋肉は密接な関係があり、筋肉を覆うように筋膜が存在しています。筋膜は筋肉を包み込み、筋肉を保護し、形状を保持する役割があります。また、筋膜には血管や神経が通っているため、筋肉の栄養補給や神経の伝達にも関与しています。
筋肉が収縮すると、筋膜も一緒に収縮します。筋膜が収縮することで、筋肉の動きを支え、力を伝えることができます。また、筋膜が柔らかい場合は、筋肉の伸展がスムーズに行われ、柔軟性が高まるため、運動能力が向上することもあります。
一方で、ストレスや姿勢の悪さ、運動不足などによって筋膜が硬くなると、筋肉や関節の動きが制限され、痛みや違和感を引き起こすことがあります。筋膜リリースなどの治療法によって、筋膜をほぐすことで、筋肉や関節の動きを改善し、痛みを軽減することができます。
筋膜と骨の関係は
筋膜と骨も密接な関係があります。筋膜は筋肉を覆うだけでなく、骨や腱、靭帯なども覆っています。筋膜は筋肉と同様に、骨の形状を保持する役割を持ち、骨や腱、靭帯などを保護することができます。
また、筋膜には血管や神経が通っているため、骨の栄養補給や神経の伝達にも関与しています。筋膜が硬くなると、骨や関節の動きが制限され、痛みや違和感を引き起こすことがあります。例えば、腰痛や肩こり、頭痛などは、筋膜の硬さが原因の場合があります。
筋膜リリースなどの治療法によって、筋膜をほぐすことで、骨や関節の動きを改善し、痛みを軽減することができます。また、筋膜を柔らかく保つためには、適度なストレッチや運動を行い、姿勢を正しく保つことが重要です。
筋膜リリースの方法は
以上のように、筋膜リリースはとても大切ということがわかります。
筋膜リリースにはいくつかの方法がありますが、一般的には以下のような方法があります。
自己マッサージ:指や手のひら、テニスボールなどを使って、筋肉や筋膜を揉んだり、圧迫したりしてほぐす方法です。自分で簡単に行えるのが特徴で、トラブルの早期改善に有効です。
フォームローラー:筒状の器具で、自分自身で筋肉を転がすことで筋膜をほぐす方法です。全身をトレーニングするためのアイテムとして広く普及しており、自己マッサージと同様に日常的に取り入れやすい方法です。
ストレッチ:筋肉を伸ばすことで、筋膜を柔らかくする方法です。ストレッチは身体を柔らかくするだけでなく、血流やリンパの流れを促進し、新陳代謝を活性化させる効果があります。
専門的な施術:整体やカイロプラクティック、リラクゼーションセラピーなど、専門的な施術を受けることで、筋膜をほぐす方法です。症状に合わせて、適切な施術を受けることが重要です。
ただし、筋膜リリースには痛みを伴うことがあります。自己マッサージやフォームローラーを使った場合には、無理な力をかけすぎないように注意し、ストレッチや専門的な施術を受ける場合には、質の高い施術を提供する施術者を選ぶことが大切です。
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筋膜の癒着をとるためには
・温熱
・マッサージ
の2つを同時にやることが効果的です。
フォームローラーで行う場合は、お風呂の後にやると効果が上がるので試してみましょう。