テレワークが増え、運動量の低下、デスクワーク時間の増加が日常的になってきております。このような生活スタイルは、肩こりなどのストレスを引き起こすことがあります。慢性的な肩こりは、頭痛や顎関節症を引き起こしてしまうため、早めに解消したいところですよね。
そこで、肩こりを解消する治療法をご紹介します。
肩こり解消に効果的な方法
様々な肩こり治療法があります。
その中でも、エビデンスが高いとされている解消方法を5つ紹介いたします
1:体操・ストレッチ
肩こりの原因の多くは筋肉の緊張によるものです。筋肉が緊張し、血管や神経を圧迫してしまいます。そのため、重苦しい痛みや、頭痛を併発してしまい、それがまた肩こりを産んでしまうという悪循環が生じてしまいます。
そのため、体操やストレッチを行うことで筋肉の緊張をほぐし、肩こりを緩和することができます。具体的には、首・肩・背中を伸ばす体操や、肩甲骨を動かすストレッチなどが効果的です。研究によると、ストレッチや体操を行うことで肩こりの程度が軽減されることが報告されています。
当院のyoutubeでもさまざまなな運動を紹介させていただいていますが、コツは
「肩を動かす際に、腕の重さを除く」ということです。
肩は常に腕の重さにさらされています。腕の重さを除いて運動をすることで、過剰な負担をかけない状態で筋肉を動かすことができます。
2:マッサージ
マッサージは、筋肉の血流を改善し、筋肉の緊張をほぐすことができます。特に、首・肩周りの筋肉を中心にマッサージすることで肩こりを緩和する効果があります。研究によると、マッサージを受けたグループと受けていないグループを比較したところ、マッサージを受けたグループの肩こりの程度が有意に改善されたと報告されています。
大切なのは、マッサージをしなくてはいけない状況になぜなったのか?ということです。
マッサージをして、肩周りが軽くなったら、再発しないように運動をしていきましょう。
3:温熱療法
温熱療法は、体の表面に熱を加えることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みやストレスを緩和する方法です。温熱療法には、以下のような方法があります。
温湿布
温湿布は、温かく湿気のある布を肌に貼り付けることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげる効果があります。湯船に浸かってから温湿布を貼ることで、より効果的になることが報告されています。お風呂
お風呂に入ることで、体全体を温めることができ、筋肉の緊張をほぐすことができます。特に、温泉や銭湯などのお湯に含まれる温泉成分やミネラルが、肌から吸収され、筋肉の緊張をほぐす効果があるとされています。温熱パッド
温熱パッドは、電気などで加熱されたパッドを肌に当てることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。肩こりの場合は、肩や首に温熱パッドを当てることで、効果的な緩和が期待できます。
温熱療法は、緊張や痛みを和らげる効果がある一方、過剰に加熱するとやけどなどのリスクがあるため、注意が必要です。また、心臓病や高血圧などの疾患を持っている場合は、医師に相談してから行うことが重要です。
手軽にできるものとして温熱パッドがおすすめです。電子レンジを使う手軽なものとしてamazonなどでも購入することができます。
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5:薬物療法
痛みや緊張を和らげる薬物療法も肩こりの緩和に有効です。
具体的には、解熱鎮痛剤や筋弛緩剤などが使用されます。ただし、薬物療法は、薬剤による副作用があるため、医師の指導のもとで使用することが必要です。できるだけ、上記の4つまでで解消できるようにしていきたいですね。
まとめ
以上が、肩こりを解消するために効果的な方法を、エビデンスの高い順に5つ紹介したものです。ただし、肩こりの原因や症状によっては、これらの方法が効果的ではない場合があります。肩こりが長期間続く場合は、専門家に相談し、適切な治療方法を選択することが重要です。
当院では、肩こりの方には「3回で卒業コース」をご提案させていただいております。
・姿勢
・身体の癖
・筋膜の癒着部位
などから、肩こりになってしまった根本的な原因を探り出し、施術させていただいております。