整体から卒業するにはどうすればいいのか

こんにちは。理学療法士の立花です。
本当に整体から卒業できるのか?
という質問を多くいただきます。
当院では、「3回の施術で卒業」がメインメニューです。どうしても改善されなかった場合や、ご要望があった場合は定期的にメンテナンスをさせていただいております。

定期的に来院していだだければ、もちろん嬉しいのですが、卒業を促していくのには理由があります。

整体からの卒業が必要な理由

単純に

「自分の身体は自分でコントロールするべき」
だからです。

ストレッチやほぐし、運動を自分自身で適切な部位に行えれば、身体の不調は改善されます。意識して行えば行うほど、経験値も上がるので上手になっていきます。
整体から卒業せずに、「受け身」で施術してもらっていると、その経験値が得られません。
そのため、なるべく早いうちに「卒業」を目指して経験値を貯めていくということはとても重要になります。

整体から卒業するためのステップ1

初めに、軟部組織や筋膜、筋肉といった、コントロール可能な部位を使って、細胞・組織を修復していきます。

軟部組織の癒着を解消し、血流を改善していくことにより、身体の環境を整えていきます。
癒着は血流を妨げるだけでなく、筋肉の働きを阻害したり、関節の位置をズラしたりしてしまいます。
その結果、
・姿勢が悪い
・歩くのが大変
・膝が痛い
・膝が変形してしまう

といった悪影響が生じてしまいます。

この状態で筋力トレーニングをしても、「動きやすい動作」で行ってしまうため、効果が出なくなってしまいます。

まずは、「動かしやすい身体」にするため、「動きを邪魔している癒着」を解除することから始めましょう

整体から卒業するためのステップ2

次に、「姿勢」を変えていきます。
癒着が解除されているため、いい姿勢を作りやすくなっていますが、そこで「保持」するためだけの筋力や、「感覚」も不十分な状態です。
「筋肉」を動かすためには、「感覚」が大切なので、負荷の高い筋力トレーニングをするのではなく、感覚を重視した動きの再学習を行っていきます。

例えば、
慢性腰痛の原因が「腰」で動き過ぎている場合、
腹筋をゴリゴリに鍛えて「腰」への負担を減らしていくのではなく、
「腰」が動き過ぎている原因を減らすため、股関節や胸椎を動かすことを学習していく
といった感じになります。
「腰を止めて、股関節を動かす」などの運動を負荷の低い姿勢から始め、徐々に負荷を高く、難しいコントロールにしていきます。

整体から卒業するためのステップ3

動作を変えるステップに移っていくのですが、「クセ」の修正なので頻度が必要になります。
当院では、来院される度に「自宅での運動動画」を個別に作成しております。

ステップ3までは1カ月程度(合計3回)の期間が経っているので、少しずつ身体の使い方・動かし方が学習できている状態になります。
日常生活よりも負荷の高い運動をご自宅で行っていただくことで、日常生活レベルでは痛みが出現しない状態を作り出すことができます。

身体の将来のため、1カ月だけ身体と向き合ってみませんか?

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