「腰部脊柱管狭窄症」
だいぶ浸透してきた疾患ですが、まだまだ知らない方もいると思います。
・腰部の神経症状により、お尻〜脚の後ろ側に痺れや痛みが生じる
・長い時間歩けない
・身体をかがめて休むと、また歩けるようになる
というような症状を呈します。
一般化されたため、テレビや雑誌でも特集されることも多くなりましたが、「運動」がいまいちです。
全然違うよ!というほどでもないのですが、そのままやってしまうと悪化してしまう可能性もあります。
この記事を読んでいただくと
1:腰部脊柱管狭窄症とはどんな疾患なのか?
2:腰部脊柱管狭窄症の時に何を気をつければいいのか?
3:腰部脊柱管狭窄症になったら、やるべき運動は何か?
ということが、たった3分で理解できると思います。
腰部脊柱管狭窄症はどういう状態なのか?
腰部脊柱管狭窄症は、その名の通り
「腰部」にある「脊柱管」という神経を通すトンネルが「狭窄」する疾患です。
誤解を恐れずにいうと、誰でもなりえます。
・腰部はそもそも反っている
・腰部の後方に神経がある
・年をとると骨は変形しやすい
・年をとると股関節は硬くなりやすい
という特徴があるため、「年のせいだよね」と言われても仕方がない疾患です。
なぜなる人とならない人がいるかというと
「腰が反りが過剰に生じやすいか?」
という違いにあります
腰が反りやすいと脊柱管狭窄症になりやすい
脊柱管狭窄症の特徴
「身体をかがめると楽になる」
からもわかるように、脊柱管は腰を反った時に狭くなります。
先ほどお伝えしたように、脊柱管狭窄症は誰でもなり得ますが、腰部が「反るくせ」がある人がなりやすい疾患になります。
ですので、一般的な運動で推奨されるのは、腰部が反らないようにする運動、つまり、腰部ではない場所で反りを作る運動になります。
股関節の伸展(後ろへの動き)が作れれば、腰部は反らないですむ
腰を反らないようにするには、腰の代わりに反る部位を作ってあげればOKです。
そのため、一般的に「股関節を伸ばす運動」が推奨されます。
ただそこに一つ問題があります。
それは
「腰部脊柱管狭窄症になるくらい腰を反る癖がある人は、股関節を伸ばす運動をしようとすると腰で反ってしまう」
という大問題です。
これは、良かれと思ってやっていた運動で、よりダメージを与えてしまう結果になってしまいます。
悲しすぎますね…
一番大切なことは、
「腰を反りすぎたら症状が出る」
ということです。
ですので、「腰を反る癖」からなくしていく必要があります。
腰部脊柱管狭窄症になったら、まずやるべき運動
腰を反る癖を無くすための運動はとてもシンプル
「腰を丸める運動をする」
ただ、これにはみなさん抵抗感があります。
理由は
「腰を反ると症状が出るので、身体を丸めている人が多い」
その状態からさらに丸めるって…ということで嫌がる人がほとんどです。
しかし、この場合丸くなっているのは、腰椎よりも上位の胸椎という部位になります。
いわゆる「猫背」の姿勢です。
詳細に伝えると長くなるので割愛しますが、背骨は全体的に一旦丸めると、姿勢が良くなります。
*興味がある方は、「身長を伸ばす方法」のyoutubeを見てみてください。
https://youtu.be/wpprBU-5mLQ
大切なのは、
1:身体を丸める運動をして、腰部を反る癖を無くす
2:身体を丸めた状態で、股関節を伸ばす
3:腹筋のトレーニングをする
4:股関節を伸ばす運動をする
という順番で行うことです。
いきなり4番から始めても、練習なしてフルマラソンを走るようなものです。
コツコツ、身体作りをして行きましょう。
youtubeでも解説動画と運動動画を上げているので、ぜひチェックしてみてください。