足を組むのは、本当にダメ?


「足を組むと骨盤がゆがむ」「姿勢が悪くなる」
そんな話、よく聞きますよね。

たしかに、足を組んだときに骨盤や背骨にねじれが生じることはあります。
でも、その原因は**「股関節の硬さ」**によるところが大きいんです。

もし、股関節の動きがしなやかであれば、
骨盤や背骨に過剰なストレスをかけずに足を組むことも可能です。
つまり、「足を組む=悪い」ではなく、「足を組んでも大丈夫な身体かどうか」が大切なんですね。

足を組むことの“意外なメリット”

実は、足を組むことで左右の股関節の動きやすさがわかることも。
例えば、「右足を上にして組むのはラクだけど、左はツラい」場合、
左の股関節が硬くなっている可能性があります。

こうした左右差に気づくことは、姿勢や動作のバランスを整える上でとても有効です。

ただし注意点も

いくら骨格でのゆがみが少なくても、
筋膜や筋肉などのやわらかい組織(軟部組織)には影響が出やすいため、
「癖」や「偏り」を作る原因になることもあります。

「足を組む=NG」と決めつけず、
自分の身体の状態を知ったうえで、時々リセットしながら足を組むならOK。
何より大切なのは、**“姿勢に無自覚にならないこと”**です。

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