こんにちは。理学療法士の立花です。
今回は、「膝が曲がらなくなってしまった原因」についてお伝えします。
膝が曲がらない原因は、
外傷や怪我: 膝を傷つけたり、捻挫や骨折などの怪我をした場合。
関節炎: 関節炎によって、膝の関節が炎症を起こし、痛みや腫れが生じた場合。炎症が落ちつても曲がらないままのことも多くあります。
筋肉の問題: 膝周りの筋肉や腱が弱くなっていたり、過剰に収縮したりしている場合。
神経の問題: 膝周りの神経が損傷を受けたり、圧迫されたりすることで、神経ー筋肉の命令がうまくいかなくなった場合。
異常な形状: 膝が異常な形状をしていたり、前十字靱帯損傷などの重度の怪我をしたことにより、関節のスムーズな動きが妨げられた場合
今回は、一般的な加齢による症状である
・半月板の損傷
・膝関節の変形
・筋力低下
などが生じた場合の対策についてお伝えします。
半月板損傷
半月板損傷
というと大事のような感じがしますが、40歳を過ぎてくると、気がつかないまま損傷していることがよくあります。特に女性に多い疾患です。
半月板は、膝関節の内側と外側にある半月形の軟骨組織で、膝の負荷を分散する役割を持っています。
半月板に損傷が生じると、痛みや不快感を引き起こすだけでなく、膝の動きや安定性にも影響を与えることがあります。
半月板損傷の原因は、スポーツや運動中の急激な方向転換、膝の強い衝撃、膝への直接的な外傷などが挙げられます。また、年齢や過剰な負荷、膝関節の変形などによっても損傷が生じることがあります。
膝関節の変形
変形性膝関節症によって、膝関節の可動域に影響が出ることが多くあります。
膝関節には、軟骨や滑液包などがあって、スムーズな動きをサポートしています。変形性膝関節症によって軟骨が摩耗すると、膝関節の可動域が制限され、動きが硬くなってしまいます。動きが硬くなると、力が入ってしまうためにさらに硬くなるという悪循環に陥ってしまいます。
例えば、膝の伸展(膝を伸ばす動き)が制限されると、歩行時に足の着地時に膝を完全に伸ばせないため、軽い抵抗が生じて歩行が不自然になることがあります。また、膝の屈曲(膝を曲げる動き)が制限されると、椅子に座る、階段を昇降するなどの日常生活の動作が困難になることがあります。
変形性膝関節症の進行・膝関節の可動域制限はお互いに影響し合うので、膝関節の変形予防のためにも関節可動域の確保はとても重要になります。
筋力低下
膝関節の筋力低下と関節可動域制限は一見関連なさそうですが、とても深い関係があります。
膝周りの筋力低下が進むと、膝関節に不安定感が生じることがあります。この不安定感によって、膝関節の可動域が制限され、膝を曲げたり伸ばしたりすることが難しくなる場合があります。また、膝の可動域が制限されると、歩行時や階段昇降時などの日常生活の動作が困難になることがあります。
膝周りの筋力低下が膝関節の可動域制限につながることから、膝周りの筋力強化が、膝関節の機能回復や可動域改善に役立つことがあります。特に、大腿四頭筋の筋力強化は、膝関節の伸展力を改善することが期待できます。
膝を曲げられるようにするための運動
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少々お待ちください。
当院では、
・姿勢のチェック
・運動機能のチェック
・筋膜チェック
を総合的に判断し、現在生じている症状や、パフォーマンスの低下などの根本的な原因から治療を行わせていただいております。
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