肩甲骨まわりをほぐすためには、肩甲骨そのものを動かすことが大切です。
しかし実際には、肩甲骨ではなく上腕骨(腕の骨)ばかりが動いてしまっている方が多く見られます。
肩甲骨をしっかりと動かすためのポイントは、あえて上腕骨の動きを制限することです。
肩甲上腕関節(肩と腕をつなぐ関節)は非常に可動性が高いため、そこに制限をかけることで、自然と肩甲骨の動きに意識が向けやすくなります。
たとえば
・手をどこかに固定して、肩甲骨だけを動かすよう意識する
・肩を一度動かしてから、さらにもう一段階動かすようにする(関節の終わりを意識する)
・寝た姿勢で腕を天井に向けて持ち上げ、小さく動かす
肩甲骨は意識しづらく、逆に上腕骨は非常に動かしやすい部位です。
だからこそ、少しの工夫と意識で、肩甲骨をしっかり動かすことができるようになります。
ぜひ日常の中に取り入れて、肩こりや姿勢改善にもつなげていきましょう。